私が初めて交通事故に遭ったときの、弁護士を通じての示談交渉の流れ

昔私が自転車と車との交通事故に遭ったときの詳しい状況

中学生の頃に交通事故に遭いました。 状況としてはこちらが交差点で自転車で信号待ちをしているときに、後ろから左折してきた車が内側に寄りすぎていてぶつかってきたのです。 斜め後ろからだったのであまり視界に入らず、まさかぶつかるなんて思っていなかったし経験もなかったので、避けようがありませんでした。 ぶつかるときに悲鳴や「危ない！」というような声も聞こえましたが、自分に対してとは思わず、ぶつかった衝撃で初めは訳がわからなかったのですが、だんだん足に痛みを感じるようになりました。 見ると自転車の後輪はくの字に曲がっていました。 その後は周囲の人や相手の運転手が支えたりしてくれ、意識はしっかりしていたので母親に連絡を取り来てもらい、相手とのやり取り後、血はあまり出ていませんでしたが救急車に乗り病院へ向かいました。 若かったのが幸いして、診察結果は骨折にはならず打撲と切り傷で済みました。 しかし事故直後は怪我の状態よりも精神的なダメージの方が大きく、自転車に乗るのも怖く、車の音だけでなく周囲の話し声や大声にも敏感になってしまい、ひとりで外出ができなくなって困りました。 引きこもりにはなりませんでしたが、退院してからも通院や通学するときはしばらく母親に付き添ってもらった記憶があります。

日弁連の相談センターと弁護士を利用した示談交渉の状況と流れ

相手に100%非がある事故なので、怪我は軽度でしたが通院費、そして精神的なダメージを受けたことによる慰謝料についての交渉が始まりました。 交渉に動いたのは主に両親でしたが、事故の状況は私しか知らないので私も一緒でした。 自分達での交渉は慰謝料が少額になってしまうことを知っていた父親が早い段階で日弁連の交通事故相談センターに連絡をしてくれ、そこを通じて相手とやり取りをすることになりました。 示談交渉は相談センターの弁護士さんにお任せすることになり、私たちは相手と頻繁に話したり関わらなくてもいいんだと思いホッとしました。 やはり少し時間は経っていたにしろ、相手と話したり事故の状況を思い出すと、苦しくなったり痛みを感じることがあって困ったからです。 2～3ヶ月経った頃に弁護士さんから父親に連絡があり、相手との示談交渉が終わったとのことで結果を聞きに行きました。 当初の提示していた賠償金の2倍以上になっていて、私も両親もビックリしました。 怪我の程度よりも精神的なダメージの方が有利に働いたようで、弁護士さんにも良かったね、と声をかけてもらいました。 初めての交通事故で、痛い思いや精神的な苦痛はありましたが、結果的に十分な賠償をしてもらえたので私も両親も納得しています。 自分達では難しかったと思うので、相談して早急に解決できて良かったです。