事故を起こすことによってどのような気持ちが生まれてくるのか

自転車事故は死亡事故まで起こしてしまうほど危険なのです

私がまだ30代の頃、自転車を運転していた時に曲がり角でいきなり出てきたおばあさんに衝突して事故を起こしてしまいました。 幸いそのおばあさんは軽くころんだだけで済みましたが、高齢という事もありましたので病院にそのまま付き添い診察をしてもらいました。 その時の診察では特に外傷である擦り傷程度だろうという事で終わりましたが、念のため精密検査もできればしてほしいと思ったので後日また一緒に病院に行って検査をしてもらいました。 その対応が良かったのか、そのおばあさんからは治療費以外の請求はありませんでした。 その病院代も請求という強いやりかたではなく、私が病院にはいつも付き添っていましたので当然の支払いをしただけでした。 それどころか、そのおばあさんには身寄りがいなかったらしく会うのを楽しみにしてくれていた位でした。 会った時にはお菓子をくれたりと孫にでもなった気分で私自身会うのが楽しみになっている自分もいました。 相手によってはもっと大きな支払いをしなければならなかったであろう事なのに、私は運がいいなとまで思ってしまいました。 しかしその気持ちに奢らずにこれからは今回のような事が起きないように日頃の運転を見直そうと思いました。

歩行者を危険な目に合わせないようにする事が大切なのです

私の場合は、事故の相手がおばさんであったという事と事故の程度も軽くて済んだ事で示談交渉もすんなり終わりました。 間に誰かが入る事もなく怪我の病院代を負担するだけで済みました。 しかし私自身それだけでは申し訳ないという気持ちがありましたので、病院の診察も終わる日に気持ちも品物を渡しました。 今回の事故が起きたのは私の責任であったのに、おばあさんは自身も悪いと思うような方でした。 しかし曲がり角だというのにしっかりとスピードを落とさないで運転してしまった私の責任です。 近年自転車の事故は増えていますし、自転車が死亡事故まで起こしてしまっています。 スピードが出ればそれは凶器にもなるのです。 今回の事は私にその事を教えてくれました。 怪我の程度がどうであっても事故を起こしてしまった事に変わりはありません。 死角こそ慎重になって運転する場所です。 見通しの良い場所であってもいつどこに危険が潜んでいるか分かりません。 自分がしっかり運転をしていても他の自転車がスピードを出して運転してくるかも分かりません。 歩行者はスピードを出してくるものに対して柔軟に対応できない場合も多いので、危険な目にあわせないようにする事が大切なのだなと思いました。